第5回車座ミーティング「相談支援事業所『Nakara』について」ご報告
去る6月29日(土)午後、第5回車座ミーティング「相談支援事業所『Nakara』について」を開催いたしました。この6月より当クリニックに着任しました春日聡・精神保健福祉士(PSW)/相談支援専門員が講師を務めました。
地域における相談支援事業について、法律上の位置づけのみならず、支える側・支えられる側それぞれにとってあるべき姿を、長年この事業に取り組んできた春日さんの思いとともに語ってもらいました。そして「Nakara」というネーミングの由来など、春日流の軽妙なトークを楽しませてくれました。
参加者は関係者を除き9名。ただ1人の男性参加者はなんと精神科ドクター…私の大学の先輩でもあり、アドラー心理学に造詣が深い先生です。ふらっとお立ち寄りくださったのでちょっとびっくりでしたが、当事者の方、保健師さん、看護学生さん…など多様な女性陣の皆さんとともにフラットな立場で会話を楽しんでおられ、こちらとしても嬉しかったです。
後半の車座では、現状・将来への不安と相談支援への期待と、いろいろが入り混じって語られていました。日ごろ各々が実践している支援が、より実りあるものとなれるような相談支援事業所でありたいと強く願います。参加していただいた皆さん、ありがとうございました。
次回は8月下旬を予定しています。メンタルうんぬんに関係なく身近な問題でありながら、実は難解なある分野についての「プロ」に講師をお願いしてあります。院長の話が聞きたいとのリクエストもいただくのですが、院外ではわりかし多くの場面でしゃべらせていただいていることもあって、自分のクリニックでわざわざ「リサイタル」するより、様々な皆さんのお話を伺う方が楽しいとの思いが個人的には強いです。万一、講師をお願いできる方が見つかりにくいときには、自らお話させていただくかも知れません…その節はご了承ください。
詳細が決まり次第、当サイトでお知らせいたします。