今年もお世話になりました
…というか、実は今年初めての投稿です。
なんと1年ぶりです。
この1年、本当にめまぐるしい1年でした。
クリニック的には、マイナ保険証関連で毎日のように心を痛め、とにかく利用者の皆さんに迷惑をかけないようにと考え続けた次第です。
顔認証カードリーダーはとりあえず設置してますが、有効期限内は引き続き従来の保険証も使えます。そして、マイナンバーカードを保険証と紐付けしていない方にはそのうち「資格確認書」が送付され、これまで通り受診することができます。
私も、個人情報のかたまりであるマイナンバーカードを携行するつもりはありません。
マイナンバーカードの作成は「任意」なので、利用したい方は利用していただいて全然問題ありませんが、マイナンバーカードを用いたくない方は「資格確認書」が届き次第、従来通り受診してください。
そして来る2月末をもって、お隣の駒ヶ根市にある「竜東メンタルクリニック」が閉院いたします。
当院に転院される患者さんもおられることもあって、医師2名で何とか初診対応していても予約が2ヶ月程度先になってしまうようです。
精神科・心療内科の待ちがひどく長くなっているのは全国的な現象らしく、現在北海道のへき地診療所に勤務しておられる香山リカさん(という通称名の方)も「指折り数えて待っているのだろうか?」と嘆いておられました。
電話対応している看護師さんたちも、とにかくそのとき何かできることをしなきゃと懸命に取り組んでくれてますが、待ち時間の壁は如何ともし難いようです。
県内の精神科医療機関で「3週間以内に対応いたします」と言っていたところがありました。
ホテルや飲食店の予約とは根本的に異なり、待ちが長いことは医療機関としてはいかがなものかと思います。
そんな中で精神科医が減ることはかなり重大な問題です。
退職される精神科医のお2人には「お疲れさまでした」といたわると同時に、今後到来する精神科医療機関受難の日々、苦しいながら対応していきたいと決意を新たにしています。
慌ただしかった令和6年の年末だからか、どうしても明るくない話題になってしまいます。
令和7年がもう少し穏やかな一年でありますよう。